少しの心配り

以前のブログでもご紹介しましたが

 

森繁久弥さん。この方が講演会をされた時の出来事。全ての話が終わり、最後に七つの子という童謡を歌い始めたそうです。

 

からす なぜなくの

からすは 山に

かわいい 七つの

子があるからよ

かわい かわいと

からすは なくの

かわい かわいと

なくんだよ

山の 古巣へ

いってみて ごらん

まるい 目をした

いい子だよ

 

歌い終えると舞台を後にして控え室へ・・・

運営スタッフから「先生ありがとうございました。とても素晴らしいお話でした。ただ・・・七つの子をお歌いになられたとき、歌詞が間違っていました。先生は『まるい 顔をした~』と!? 正しくは『まるい 目をした~』ですよ。余計なことでしょうけど、気付いたので・・・」

 

微笑みながら頷いた森繁さんは、黙って会場を後にしたそうです。

後からわかった事ですが、その講演会には目の不自由な方々が大勢来ていたそうです。

 

少しの「心配り(マナー)」を教えられた話でした。

カラスが寂しげ
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